資金獲得手段2
引き出し税
クレジットカードの利用を普及させるために、必要な政治政策は、一言でいえば銀行から現金を
引き出す際に、特別税を徴収する事である。以下に記載した政策を実行すれば必ず国民は
現金の使用を控え、カードによる電子決済を利用するようになるはずである。
銀行から現金を引き出す際に、引き出し金額の5%を特別税として、引き出し者から徴収する
現金を使用する際は、事業者は消費者から支払い金額の5%を特別税として徴収する
事業者が消費者から徴収した特別税は事業者の取り分とする
以上の政策を導入すれば、消費者は現金の使用を諦めざるをえなくなり、なおかつ事業者は
特別税の実質的負担を避ける事ができるはずだ。なぜならば、このやり方では銀行から
つり銭用の現金を引き出す際に、一時的に、事業者も特別税を支払う事になるが
消費者が現金を使用する際に、事業者が消費者から、同率の特別税を徴収する事で
つり銭の用途で、事業者が現金を引き出した際に発生した、引き出し税と相殺させる事が
可能だからである。こうする事で事業者は、1円の税負担をする事なく、消費者のみに現金を
使用した場合、合計10%の税負担を科す事ができ、消費者に現金の使用をやめさせる事が
できるはずである。
端末の設置
国民に現金の使用を諦めさせ、カードの使用を促していくために、必要な事がもう一つある。
それは、販売店に対する端末の設置である。現在では小売店が端末の導入費用を
負担していると思われるので、現金の使用が控えられた場合、おそらく体力のない小売店は
壊滅的な打撃を受けてしまう事になるだろう。
また、カード社会になる事で、他人に成りすましてカードを使用する、不正使用などの社会問題が、
頻発する可能性が高いので、そういった状況を未然に防ぐために、カードを利用する際に、
静脈認証による、本人確認を実施すべきである。
これは、カード会社の負担を軽減するだけでなく、不正使用の被害により、カードを再発行したり
警察への被害届の提出など、煩わしい手続きを出来るだけ、行わずに済む様にしていく事で
消費者の利便性を改善するためにも、必要な事であるからだ。以上の観点から端末の開発費用
端末の設置費用などの資金援助を政府主導で行う必要性があり、そのためには以下の方法で
財源の確保をしなければならない。
NHKの受信料を電力会社の基本使用量に上乗せし代理徴収させる
代理徴収させた資金の一部を端末の設備投資に流用する
取引の際は静脈認証を使った本人確認を行わなければならない
日本の総世帯数は約5200万世帯であり(2010年度)、事業者数は約400万世帯(2012年度)
合計、約5600万世帯が代理徴収の対象になる世帯だが、NHKの受信料は年間約一万四千円
に対して、受信料収入の総額は年間約6700億円である。つまり、取りこぼしが、かなり発生
しているという事である。
仮に、電力会社に受信料を代理で徴収させれば、年間約7800億円を徴収する事ができ
NHKの取り分を除いても、約1000億円を端末の設備投資の財源に活用する事が出来、さらに
銀行から現金を引き出す際に徴収した、特別税を端末の設備投資費に組み込む事で
必要量の予算が確保できるようになるはずである。
そして、店頭で商品を購入する際に、静脈認証を利用した本人確認を義務付ければ、カードの
不正使用を防止する事ができ、利用者の利便性が向上すると共に、不正使用による損害金の
補填をカード会社が行わずに済む事により、利用者へのサービスの質が向上するはずである。
獲得資金額
わが国のGDPは約480兆円(2013年度)であり、その内の60%程度が個人消費だと仮定する。
その場合、年間約280兆円が個人消費となり、仮に欧米諸国と同程度のカード利用普及率が
達成できた場合(普及率50%)、年間約140兆円のカード決済が実現でき、組織を運営していくの
に十分な資金量が確保できるはずである。
しかし、手数料などについての、法的な枠組みを作っておかなければ、カード会社に裏切られ
その結果、組織が崩壊してしまう可能性も否定はできないので、必ず以下の公的な取り決めを
行うべきである。
クレジットカード、デビットカード等の電子決済に対して支払い金額の1%を手数料として、カード会社から徴収する
カード会社の手数料は取引金額の4%以下でなければならない
以上の取り決めは、カード会社から平等に同じ比率で手数料を徴収すると共に、販売店に対する
不当な手数料のつり上げを抑止するために、守られなければならない。
このようにして適切な手段を行使する事で、国民に現金の使用を諦めさせ、カードの利用を
促進させる事ができるはずであり、法人のカード利用なども考慮すれば、最低でも、
年間1兆5000億円程度の財源を確保する事が可能なはずである。
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